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2020.10.26 更新

政治家の本分は「語ること」/政界地獄耳
 今日から第203臨時国会がスタートする。令和おじさんの首相・菅義偉の最初の所信表明が行われる。今まで国民に伝える気がない棒読みの記者会見や少数の記者だけで会見したり、パンケーキを一緒に食べるオフレコの懇談ばかりで、国民に向けて発信すること、自分の言葉を持たない首相がこの国会で何を語るのかが注目される。最近の政治家は発信力というものの、国民や若い人たち、党内の後輩議員たちに丁寧に自分の経験を語らない。

 語っているのかもしれないが伝わっていないというのが正しいかもしれないが、首相の情報発信の仕方を見ると、ますますその傾向が強くなっているのではないかと不安になる。政治家の本分は国民に、次世代に語ることではないか。自民党岸田派の重鎮で政界を引退した後も政界に影響力があるといわれる元幹事長・古賀誠が山梨県甲府市内で講演した。日本遺族会会長も務めたこともある古賀は現役議員の時から戦争の悲惨さ、それを抑止することが政治の責務としてきた。講演でも国民に塗炭の苦しみを経験させた当時の状況を「政治の貧困」として、昨今の国会議員に関して「次世代の人たちのことをどう考えるのか、志も理念もない人たちが増えた」と憂いた。

 「今どきの若い者」との批判は幾世代も前から言われ続けたことかもしれないが、歴史はそれを教訓としたり失敗を繰り返さない学習のために絶えず繰り返し受け継ぐものだ。ところが時代が変わったことを理由に若者は先達の教訓は現代では役立たないと勘違いしているし、伝えても暖簾(のれん)に腕押しだとあきらめてしまう傾向がある。政治はあきらめてはいけない、バトンを渡し続ける仕事ではないか。饒舌(じょうぜつ)より丁寧に伝えることを怠った国の政治は信頼されない。

 

   
   

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